arbor-echo-scanner — 概要

木を切らずに、幹の中を視る。
樹木音響トモグラフィ診断ソフト(自作)

購入済みの音響センサーを、市販ソフトの代わりに自作ソフトで動かし、腐朽・空洞を断面の色で可視化するプロジェクトの概要です。

種別 自分用ツール ·  実験(実務効率化) · 互換ハード Fakopp ArborSonic 3D 相当(購入済み)

やろうとしていること

買ったセンサーを、自分のソフトで動かす

WHAT

互換ソフトを自作する

幹の周りにセンサーを並べ、ハンマーで叩いた音が伝わる速さを測り、断面の内部状態を色で描き出す——この一連を、市販ソフトに頼らず自分で作った互換ソフトで行います。ハードはそのまま使います。

SCOPE

まず「円配置・単層」から

第一版は「センサーを円形に並べて、1つの高さの断面図が出る」ところまで。3D表示や倒木リスク計算などは、基本が実用になってから足していきます。小さく始めて自分で育てる方針です。

目的

「自分の手に馴染む診断器」を持つ

高価な商用ソフトは中身が閉じていて、自分の診断の流れや他の記録(外観カルテ・鉢物管理・造園受託)と繋げられません。自作なら、必要な機能を自分で足していけます。

痛み 01

ライセンス依存

診断のたびに高価な専用ソフトに縛られる。値上げや仕様変更にも従うしかない。

痛み 02 / 03

改造・統合ができない

自分のワークフローに合わせたり、外観診断・顧客管理と一体化したくても、閉じたソフトには手を入れられない。

ゴール:切らずに内部の当たりをつける道具を、自分で自由に改善し続けられる状態で手元に持つこと。売り物ではなく、まず自分の実務を効率化するための床下ツールです。

確実性

ここまでは確実に作れる予定

「作れるか怪しい」ではなく、根拠があって確実に作れる見込みの部分です。理由は3つ。

根拠 1

通信の形式が判明済み。センサーが送る行(IN 03 0205 0311 形式)は公式マニュアルで確認済み。

根拠 2

データ形式が読める。公式の .f3d は人間が読めるXML。中身(センサー数・走時など)を解読済み。

根拠 3

一番難しい所はハードが担当。音の到達時刻の判定はアンプ側が済ませ、ソフトは数字を受け取るだけ。

機能差

ArborSonic 3D(市販・多機能)との差

元ソフトは多機能な商用製品です(開発元 Fakopp の公式製品ページ ↗)。自作の第一版とは差が出ます。正直に、確実・後回し・未確定の3段階で示します。

確実に作る(第一版) 後で作る(今回は範囲外) 未確定(要検証・未調査)
機能ArborSonic 3D(想定)自作(arbor-echo-scanner)
接続・走時測定・生ログあり確実第一版で作る
円配置・誘導測定・走時行列あり確実第一版で作る
単層の断面トモグラムあり確実直線近似で作る
.f3d 読み込み/データ保存あり(.f3d)確実読込+自作JSON保存
トモグラムの精度(腐朽範囲の正確さ)高精度(曲線レイ等の補正)未確定第一版は直線近似=範囲を広めに出す傾向。元ソフトと見比べて要検証
不規則・楕円・矩形の配置/ノギス連携あり後回しまず円のみ
マルチレイヤー3D表示あり後回し単層が実用になってから
顧客向けレポートPDF出力あり後回し
風荷重・安全率などの倒木リスク計算あり未確定まだ未調査。作れるかは別途調査が必要
.f3d のセンサー座標の完全復元—(本家形式)未確定一部数値の意味が未解読。復元不能なら走時行列のみ表示
モバイル対応製品仕様による後回しまずPC(Chrome→デスクトップアプリ)

「ArborSonic 3D(想定)」列は製品情報をもとにした一般的な理解で、細部は要確認です。未確定の項目は、実機の実測データで元ソフトと比較して判断します(=この計画の答え合わせポイント)。数値・精度は樹種・含水率でも変わるため、絶対値では断定しません。

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